第1回「高橋尚子杯ぎふ清流マラソン」
ぎふ長良川走ろう会 武藤 翔峰 平成23年5月15日
シドニー五輪女子マラソン金メダリストで岐阜県出身の高橋尚子さんの名前を冠した第1回「高橋尚子杯ぎふ清流マラソン」が15日、岐阜長良川競技場発着で行われ、世界陸上選手権(韓国・大邱)男子マラソン代表の川内優輝(埼玉県庁)がハーフマラソンに出場し、1時間4分44秒で13位だった。マーティン・マサシ(スズキ浜松AC)が1時間0分47秒で優勝した。
川内にとっては世界選手権代表に内定した2月の東京マラソン以来のレースで、招待選手として参加。10キロすぎに他選手の揺さぶりでペースを乱し「足が動かなくなった」と言うが、「反省点があったのが成果」と表情は明るかった。今後は7月の札幌国際ハーフマラソンなど複数の大会に出場予定で、「レース感覚を磨きたい」と話した。 女子ハーフマラソンは黒田真央(ユタカ技研)が1時間13分45秒で制した。北京五輪マラソン銀メダルのキャサリン・ヌデレバ(ケニア)は51秒差で3位だった。
高橋さんは川内に「いつも以上の力を出そうと考えないで、自分を見失わずに戦ってほしい」とアドバイスしたという。主催者側は会場で、東日本大震災からの復興を支援しようと慈善オークションも実施。高橋さんと親交のある五輪メダリストらのサイン入り色紙や練習着などを出品した。
第1回の今年は、東日本大震災復興支援の慈善大会として開催され、男女のハーフマラソンと3キロの部に市民ランナーを中心に合計約1万人が出場。参加費の一部などを義援金とする。 |
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