第32回モスクワマラソンとバルト三国の旅 武藤 翔峰 平成24年10月1日
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9月3日(月) 晴れ 9月4日(火) 雨のちくもり 9月5日(水) 晴れ 9月6日(木) 晴れときどき曇り 9月7日(金) 晴れ 9月8日(土) 晴れ 時々曇り 9月9日(日) 雨 のち 曇り 9月10日(月) 晴れ 9月11日(火) 晴れ |
いよいよ出発の日となった。6時前に起床、愛犬レオと散歩、しばらくは会えないので心をこめて散歩する。メールをチェックすると気をつけて行ってらっしゃいという心のこもったメールが届いている。ありがたいことだ。今日の昼、夜の弁当を作る。節約ツアーは国内にいるときから節約を心がけなければならない。予定通り8時に家を出る。自宅から名鉄、竹鼻駅まで約20分ゆっくり歩いていく。名古屋駅には9時過ぎに到着、バスの出発まで1時間半待合室で待つ。今回は10:30発の新東名スーパーライナーにしたので30分ほど短縮され5時間弱で到着した。以前は東京までの高速バスは、片道6,000ー7,000円かかっていたが、最近はピンクのバスやキラキラバスなどの競争が激しく、JR高速バスはネット割引含めて東京まで片道2,280円で行けるような時代となった。成田空港近くのスカイコート成田はジャランネットで1泊3、200円なので、新幹線で移動するよりも安くなる。新幹線などの事故で運行がストップしても前泊なら安心だ。 東京駅からは16:12のエアポート成田に間に合い空港第二ビルには17:38に到着、スカイコート成田に宿泊、夜は早めに9:00過ぎに就寝した。 |
朝6時半のモーニングコールで起床、7:45のシャトルバスでアエロフロート便の成田空港第一ターミナルに向かう。到着してからルーブルとユーロの両替を行う。ルーブルは2.93で1000ルーブル(以下pと略す)X14枚、100pX20枚で16,000p、46,880円、ユーロは102.3で10EX26枚、260E、26,598円、合計63,478円で予想通りの金額だった。チェックインは9時から、ゲートは22、ゲートに行く途中搭乗待合室があり、そこでパソコンを開いてみる。すると成田空港の無料のWi-Fiに繋がり、JogNoteと雲峰さんの掲示板に投稿する。 12:02に動き出し滑走路に向かう。12:25にテークオフした。乗ってしばらく水平飛行になってからランチが出た。寿司と魚だった。ビールはなくて赤ワインを頼んだ。5時間後アイスクリームが出る。降りる2時間前にディナーが出た。ビールは有料、125p(ルーブル、約360円)だった。 機内ではキング牧師の映画を見たが、”私には夢がある・・・・・I have a dream ”というセリフが印象的だった。 予定通り5:15にモスクワ・シュレメチェボ空港に着きパスポートコントロールとなる。入国カードは機内でも配られず記入の必要もなく、自動的にプリントアウトされた入国カードが添付されていた。機内でパソコンの税関申告は必要か聞いたが必要なしとの回答で、携帯と共に申告しなかったが何も問題はなくきわめてスムーズに入国審査、税関審査を通過し5:35に外に出る。しかし、ホステルを通じて予約していたタクシードライバーが見つからず、ナポレオンホステルに電話しタクシードライバーが見つからない旨伝え、他のタクシーで行くことの了解を取り1800pとホステル予約時と同じ値段のタクシーに乗る。5:50に空港を出発するがすごい渋滞だ。途中はスムーズに進むがダウンタウンに入るとまた渋滞となり7:25ころにナポレオンホステルに着く。ホステルは5F にあり荷物を持ってあがるのが大変。受付は親切な女性で狭いが良いホステルだ。今日ウラジミール行きのイーチケットをチケットに切り替えに行こうかと考えていたが止め、明日の黄金の環・ウラジミール、セルギエダポサード行きの準備をする。その後シーフードヌードルを食べ、シャワーを浴び10:30に寝る。 |
予定通り朝4時半過ぎに起きる。夜中は蚊か何か虫がいて痒くて目が覚めるが大体はよく寝れた。朝食は山崎の食パン、ハムとコーヒー、いつもの朝のメニューだ。5時にホステルを出る。あらかじめ道順をチェックした地図とコンパス(方位計)で方角を確かめながら早足で先を急ぐ。ガーミン110で軌跡も記録する。目的の国鉄クールスク駅に到着、地図で調べた通り2.07km、30:44、ペースは14.51だった。途中グーグルのライブカメラで確認していた風景に出会い間違いないことが確認でき安心した。イーチケットを窓口で正式のチケットに変える。次にKFCでハンバーグとコーヒーを買う。138p(400円)、日本よりやや高い感じ。その後窓口11のインフォーメーションでプラットフォームの場所、行き方を聞く。チケットを売る窓口はロシア語しか通じないがインフォーメーションは英語が通じるのでほっとする。予定通り172H
列車は6:45に出発、早速買ったハンバーグとコーヒーを食べ8:30のウラジミールの下車に備える。事前に日本で入念に地図やガイドブック、グーグルのライブカメラで調べてあるので不安はほとんどなし、いかに下調べが大切か痛感する。列車は8:30にウラジミールに着くまでノンストップの特急列車だった。車内はきれいで座席もゆったりしていて日本の新幹線並みの車両で車内販売もある。 車窓からはモスクワ郊外の田舎町の風景を見ることができ飽きることはない。予定通り8:00にウラジミールに着く。駅を降りて前の広場の建物がバス切符売り場と発着場だ。スーズダリまでの往復切符を買う。行きが62p、帰りが87pと値段が違うが理由は聞かなかった。ロシア語しか喋ってくれないから聞いても無駄だ。いずれも15:00発のバス。 町の中心に行くにはまず駅前左側の坂道を上って行くとドミトリエフスキー聖堂に着く。そこの写真を写していると向こう側の美しい建物が見えそちらへ移動、ウスペンスキー大聖堂だった。中へ入るとトイレは10p、沢山のフレスコ画が描かれ荘厳な気持ちになる。この辺りで沢山の写真を写す。ちょっと小高い広場がありそこからはラジジェストヴェンスキー修道院、ドミトリエフスキー聖堂、ウスペンスキー大聖堂の撮影に適した場所だった。ここでお昼ごろとなり黄金の門へ行く途中のマクドナルドに入り昼食をとる。チキンバーガー82p、コーラ59p(合計400円) スーズダリ行きのバスは15:00なので十分に撮影できる。団体旅行では時間も制限され思うように撮影できないので写真を撮るには一人旅に限るのだ。光線や天候の具合で30分、1時間待つことはいつものことだ。午後は黄金の門を撮影、またウスペンスキー大聖堂に戻ると光線の具合が大変よく満足のいく良い写真が多く撮れた。すべて満足のいく撮影が終わりウラジミール駅に戻る。15:00のスーズダリ行きのバスに乗り約1時間、4時ころにバスセンターに着いた。ここは町の中心から少し離れており、ほとんどの人は降りずにそのまま座っている。運転手が車内を回り13p集めている。町の中心に行くためだ。運転手にリザパラジェンスキー修道院をロシア語で書いた紙を示しここで降ろしてくれるように頼む。今晩の宿泊は今回の旅で唯一のホテルであるリザパラジェンスキー修道院内のホテルで1400p、4000円だった。ホテルに入ってから近くのスーパーマーケットで魚の缶詰、ソーセージ、ビール、パンなど合計103p、300円の夕食を買う。夕方、夕焼けがきれいなので撮影に行き夕焼けの美しい写真を撮ることができた。 今晩はホテルの宿泊でのんびりできるので早めに眠りに就き休息をとった。 |
今朝はゆっくりしようと思っていたが6時に目が覚めてしまう。仕方なく起きだし今日の撮影ポイントをチェックする。少し早いがまず南の「ラジジェストヴェンスキー聖堂」に向かう。すばらしい建物で世界遺産に指定されている。沢山の写真を撮った。特に朝日に輝く荘厳なたたずまいは美しい写真となった。その周辺も色々撮影しているうちに2時間ほどたち、10時過ぎにスーパーマーケットで買い物(208p、600円)して朝食兼昼食を済ませ、今度は北の「スパソ・エフフィミエフ修道院」に向かう。さすがここも世界遺産とあって立派なたたずまいだ。入場料は350p(1000円)、内部は広く色々な建物に別れそれぞれ立派な展示物が展示されている。 ここで約2時間ほど撮影で過ごし、その合間に展示物を見る。1:30ころホテルに戻り預けていた荷物を引き取り、2番バスでバスステーションに向かい2時ころ到着、15:00のバスでウラジミールに戻り、16:55の特急列車173号でモスクワ、クールスク駅に向けて出発する。帰りは車内販売のビールを買う。Bavaria 500ml 150p(450円)、渇いたのどには堪えられない。スーパーで買ったチーズでおいしいビールを飲む。 予定通りクールスク駅に到着、すぐに横断歩道を渡ればよかったが、先の方にも横断歩道はあると思って右側を進んだが一向にない。やむを得ず地下道で向こう側に渡ったが地下道の中で方向が狂ってしまいどうも違う出口に出たようだ。地図とコンパスで確認をしたがやはり違うようだ。今来た地下道を戻り、今度は渡るべき方向を慎重に頭の中で描きながら地下道の中を進む。それでようやく正しい出口に出ることができた。教訓:地下道では方向感覚が失われるから方向を頭の中で確認しながら歩くこと。そして、地図とコンパスで再確認すること。 6時過ぎにナポレオンホステルに着き、再チェックイン、夕食はカレーを自炊しシャワーを浴びて明日の市内観光に備え準備したあと、10時過ぎに寝る。 |
今日まずゼッケンのピックアップに向かう。地下鉄キタイゴールド駅で切符28pを買う。切符をタッチさせて改札を入る。長い長いエスカレーターで地下に降り係員にプロスペクトミラー駅に行くにはどこを行くのか聞く。右に行って左に行ってと親切に教えてくれる。そして、およその近い位置に来てから再度若くてよくわかるような男性に聞いて地下鉄に乗る。しかし、正しくは3番目の駅で降りるべきところを間違って2番目で降りてしまい、再度地下鉄に乗りプロスペクト駅で下車し、地上に出る。ゼッケン受取場所のオリンピック会館8号館の場所を若い男性に尋ねる。その人はセールスマンらしく地図を開いて親切に教えてくれたので難なく会場に着いた。しかし、10時から受付となっていたが実際は11時からの受付とのこと、しばらくこれから行く赤の広場やレーニン廟のことを調べていると11時になりゼッケンを受け取る。自分の好きな番号を選べるのでラッキーセブンで897を選んだ。普通国際マラソンでのエクスポ会場はマラソングッズ販売など賑わっているがここはゼッケン受領のみ、エントリーの受付は実施していた。 ちょうどお昼となったので近くのマクドナルドに入り、ダブルバーガーとコーラを注文、133p(ダブルバーガー:84p、コーラ:49p)だった。 そこから再度地下鉄でキタイゴールド駅に戻る。まず赤の広場に行こうとしたが、途中のポクロフスキー大聖堂の素晴らしい威容に見とれてしまう。そこをバックに1時間ほど撮影、良い写真がたくさん撮れた。その後赤の広場に向かう。さすが世界の観光地とあって人が溢れている。広場では兵士の乗馬デモンストレーションもあり、乗馬シーンを撮影する。 ポクロフスキー大聖堂の中に入り(250p)展示物などを見る。外へ出てレーニン廟の素晴らしい塔を撮影する。レーニン廟の入場は10時-13時の公開なので明日、レーニン廟に来よう。 ここで3時過ぎになったのでホステルに戻る。パソコンを繋ごうとしてAC変換プラグを忘れたことに気づく。受付で借り、パソコンをWi-Fiに繋ごうとするが、接続できたりできなかったりで動作が安定しない。スタッフのパソコンに詳しい男性に見てもらい安定してWi-Fiに繋げるようになった。これでJogNoteや雲峰さんの掲示板に投稿できるようになった。 夕食はカレーと缶詰、ビールだ。今日も早めに寝て疲れを取りマラソンに備えよう。 |
朝は6時には目が覚めてしまった。起きだしてパソコンをWi-Fiでインターネットに繋ぎJogNoteと雲峰さんの掲示板に5日と6日の近況をアップロードする。撮影した多くの写真も日にち別にパソコンに移動、保存し、カメラのメモリーの容量の確保を図る。8時過ぎにパソコンも終了し朝食を食べ、レーニン廟に出発する。途中赤の広場で撮影したあと、青いバックパックを置き忘れてしまい、レーニン廟に入ろうとウロウロしている時警察官に呼び止められ、バッグを置き忘れていないか聞かれた。あっ!バッグを置き忘れている!やっと気がついた。警察官に付き添われ赤の広場に戻ると青いバックパックが置いてあった。本当に危ないところだった。そ〜言えば、今回の旅で日本からAC変換プラグと三脚のアッタチメントを持ってくるのを忘れていた。十分に気を付けないとボケが進行してしまう。十分気を付けよう。 レーニン廟は10時から3時間だけの公開ということで見に行くことにした。何度も何度も厳しいチェックを受けカメラの入ったバッグは40pで預けなければならない。レーニン廟の入場は無料だった。ソビエト連邦の建国者・レーニンは死後保存処理をされ、今でもその遺体がレーニン廟に置かれている。レーニン廟に立ち入るには何度も金属探知器を通らねばならず、カメラの持ち込みも厳禁、レーニンの遺体のまわりには警備員が立っている。見るのは数十秒、立ち止まってじっと見ていると注意される。この人がレーニンかとしっかり見ておいた。 その後、クレムリンに移動、広大な敷地を歩き回り疲れてしまった。入場料は350p、別に武器庫やダイヤモンド庫は350pが必要だった。 クレムリン かつての共産党権力の中枢であったクレムリン。中世ロシアの美の粋を集めた建物が数多くある。ロマノフ王朝の象徴、大クレムリン宮殿や、ダイヤのコレクションが必見の宮殿武器庫は、絢爛豪華の一語につきる。皇帝の戴冠式などが行われたウスペンスキー大聖堂では、壁や屋根に飾られたイコンがある。そのほかイワン雷帝の私的礼拝堂のブラガヴェシェンスキー寺院や、歴代皇帝の棺が納められているアルハンゲルスキー聖堂など、約25の建物がある。敷地内で最も高いトロイツカヤ塔の門は、ナポレオン軍がクレムリンに入城し、敗走したところ。最も新しい建物はクレムリン大会宮殿で、6000人収容の大会議場や2500人収容の宴会場をもつ。 中心のウスペンスキー大聖堂やブラガヴェシェンスキー寺院、アルハンゲルスキー聖堂などで多くの写真を撮影、2時ころまでクレムリンで過ごし、ホステルに戻る。パソコンで再びJogNoteと雲峰さんの掲示板に7日と8日の報告をアップロードする。そのあと、明日マラソン当日の朝、昼に食べるにぎり飯を6個作り明日に備える。マラソンのスタートは昼の12時なので、マラソンの準備は明日で間に合う。今晩は早めに床に就く。 |
いよいよマラソンの日となった。スタートは12時なのでゆっくりできる。ホステルで9時ころににぎり飯2個食べてから9時半ころホステルを出る。10時に会場に着きテントの中に入り椅子に座ってのんびりし、にぎり飯を1個食べる。そのままテントで11時ころまで休息、スタート地点に向かう。そこで飯塚さんに出会う。他のフル百の人たちは遅れているようだ。スタート地点にいる可愛い女の子達と何枚か一緒に写真を写す。そのうちフル百の人たちも続々と来てみんなで一緒に記念撮影する。天候は小雨で時々曇り、少し寒いくらいだ。12時2分過ぎにスタートとなる。ガーミン110でペースを確認すると7分台から6分前半に上がり流れに乗って走っていると5分後半のペースとなる。そのまま10km-15kmくらいまで6分前後のペースで快調に走る。 モスクワマラソンは、1981年8月に約300名で初開催以来、83年には18ヶ国約2,200名、87年には23カ国、7,000名、と徐々にその人気は広がり、90年には、過去最高の30カ国18,000名を超える規模に成長した世界屈指のマラソン大会だ。96年にはコースが一新され、クレムリン横の赤の広場からスタートし、モスクワ川を回りながら普段走ることの出来ないモスクワ中心部の広々とした道を走る世界的にも珍しいダイナミックかつ魅力的なコースとなっている。近年徐々に日本人の参加も増えてきており、今注目の国際マラソン大会。 今回も、モスクワの中心地、赤の広場からスタートし、クレムリン横のモスクワ川沿いを走るコースで10.5kmの周回コース4回と195m走るのでフル百の仲間とも多く対面できる。フルマラソン以外にも10キロマラソンがあり、コースもフラット、季節的にも湿度が低いため走りやすい。 そのうち小雨も上がってきて曇となる。写真を何枚か写しながら走る。25km過ぎるとペースは8分台となりゆっくりペースで走る。4周回コースなのでフル百の人たちと何度も出会う。最後35km以降は9分台前半となる。5時間過ぎると道路封鎖も解除され歩道を走ることになる。後半も写真を多く写しながら走る。結局388回目を5:24:01で無事完走した。ゴールしても完走メダルは無くなっており住所、名前を書いて送ってもらうことになる。 そのまま歩いてホステルに戻りそこにいた人たちに完走を祝福される。夕食はビールで乾杯、早めに眠りについた。 今回は大満足の388回目の完走だった。 |
朝7時半にホステルを出発し、まず地下鉄ビヤンカ駅に向かう。地図を見ながら慎重にたどり着き切符28pを買う。ヤロスラヴリ駅にはどうやって行くのか尋ねたところ、若い男性が親切にもついて来いと言って教えてくれ乗車できた。3番目のヤロスラヴリ駅で降りコンパスと地図を見ながらセルギエフ・ポサード行きの切符売り場を探す。はっきり分からず適当な窓口でロシア語で「セルギエフ・ポサード行きの切符往復1枚下さい」というメモを見せると、どうもここは違うと言っているようだ。そこでインフォーメンション窓口を探し再度メモを見せて尋ねると窓口を教えてくれる。切符を買うとインフォーメンの窓口の女性は、乗り場のプラットフォームと8:24発の時刻を教えてくれる。そこで8:24の発車時刻を頼りに乗り場を探すと見つかり無事乗車できた。発車後間もなく検札が来てセルギエフ・ポサード着の時刻を尋ねると9:52と教えてくれる。大分時間もあるので色々ガイドブックを見ながらこれからの行動をチェックする。9:52予定通り到着、駅を出てすぐ右にずっーと行くと人数の少ない森の中のような道路を道なりに行くと前方にウスペンスキー大聖堂が見えてきた。そこを目指して進み切符売り場でチケット250pと写真撮影券100pを買う。中心にあるのはトロイッツエ・セルギエフ大修道院やウスペンスキー大聖堂、トロイッツキー聖堂など、それらの建物を撮影し、また中へ入るとロシア正教の礼拝堂だ。皆真剣に祈りをささげている。 3時間ほど撮影や礼拝などで過ごし帰りは13:34の列車に乗る。何人かの人に聞き、時刻表も教えてもらい、乗るべきプラットフォームも教えてもらったので問題なくモスクワ駅まで戻ることができた。駅に着いてから地下鉄の乗り場を探すが見つからず、それでも何とか見つけて地下鉄に乗りホステルに戻る。明日はサンクトペテルブルクに向かう日だ。荷物も重いのでベルラーシ駅まではタクシー(700p)を頼む。夕食はカレー、缶詰、ビールだった。 寝るまでに少し時間があったので、これまで撮影した画像を全てパソコンにバックアップしておいた。このことが後で大変に役立ったのを知る。明日に備え少し早めに寝る。 |
今日はサンクトペテルブルクへの移動日、朝は5時半に起き荷物をまとめる。タクシーは7時に頼んであるのでそれまでゆっくり朝食を食べる。昨日は寒かったので少し風邪気味のようで喉が痛い。6時半ころ食堂にいるともうタクシーが来たので降りてくださいという案内があった。少し慌てて荷物をもって下に降りる。タクシーに乗り少し走ったところでグリーンのコートを置き忘れたことに気がつく。慌てて又ホステルに戻りコートを持ってきた。実はこの時もう少し気を付けてまだ忘れ物がないかどうか調べればよかったのに、あとになって更なる忘れ物があったとはこの時気がついていなかった。今朝は渋滞もなくスムースに国鉄ベルラーシ駅に着く。ここで高速鉄道アエロエクスプレスの切符350p、空港行きを買う。ここでフライトのチェックインも出来ると地球の歩き方には書いてあったが実際にはチェックインはやっていなかった。8:30の列車に乗り9:05に空港に着く。市内の交通渋滞もなく、タクシーの1800pに比べて安く、空港への往復は高速鉄道アエロエクスプレスと地下鉄にすべきだと思った。 空港でパソコンのスイッチを入れ、Wi-Fiに繋いでみたが繋がらず、10時まで待ってチェックインを済ませる。次にセキュリティチェックを痛るとき荷物を全てコンベアの上に置き、更に腰に手をやるとウエストバッグがない。「あっ!ウエストバッグがない。ホステルに置き忘れてきたのだ」慌てて係員に事情を話すと、インフォーメーションで相談してくださいと言う。インフォメーションで事情を話すとホステルに電話してくれて、「もしウエストバッグが見つかれば保管しておいてください。いずれ本人からメールを入れるので日本に送ってあげてください。」と頼んでくれた。この親切な対応にお礼を述べる。ウエストバッグの中には方位計(コンパス)とあと小物が少々入っていた。 今回の旅の失敗は、1回目は日本からの持ってくる荷物で三脚のアタッチメントとAC変換プラグを忘れたこと、2回目は赤の広場で撮影中、バッグを道路上に置き忘れたこと(警察官が知らせてくれて事なきを得た)に続くこれで3回目。どうしようもなくボケが進んでいるのか、先が思いやられる。しかし、そのことが本当に現実になるとは、その時は知る由もなかった! 再度、セクキュリティを通り搭乗、11:00に出発、途中ランチが出て12時過ぎに無事サンクトペテルブルクに到着、着陸時乗客は一斉に拍手、十字を切ってお祈りしている乗客もいる。 サンクトペテルブルク空港から39番のバスに乗り地下鉄モスコフスカヤ駅に向かう。30pの乗車券とは別に同額の荷物代も必要だった。地下鉄モスコフスカヤ駅から2号線のパルナース行きに乗車、5番目のチェフノロギーチェスキー・インスチトゥート駅で1号線チェヴヤート行きに乗り換える。2番目のウラジミール駅で降り地上に出て若い男性にピラウホステルの地図を示し尋ねると親切に行き先を教えてくれた。なんとか苦労しながら地図にある38のビルまで辿り着く。12を押してB(呼び鈴)を押すと扉は開き2階に上がる。更にB(呼び鈴)を押すとやっとホステルの中に入ることができた。このホステルは新しくて綺麗なホステルだ。1泊1000円程度、今晩は6人部屋で一人だけだった。キッチンもあり便利だ。夜はスーパーマーケットで地元の惣菜とビールを買い、おいしい夕食を食べ、風邪気味の症状は続いているので、持参の風薬(P錠)を飲み、早めに寝た。 |