北極圏トロムソ・ミッドナイトサンマラソンと北欧3ヶ国の旅



武藤 翔峰   平成23年7月14日





平成23年6月25日(土)北極圏・ノルエー、トロムソで第23回ミッドナイトサンマラソンが行われ、梅田さんご夫妻など総勢27名の翔峰エコツアーの皆さんが完走されました。
梅田展子さんはフルマラソン100回達成、ご主人の修正さんはすでに100回達成済みのため、ご夫婦でも100回達成となり、フル百日本人3組目の快挙となりました。

一日中太陽の沈まない白夜のなか、アーリースタートで夜7時半(ノーマルスタートは8時半)にスタートし真夜中の2時にゴールします。
私は去年も1人で参加しましたが、雨が激しく寒さに苦しめられました。しかし、今年は天気も良く、寒くもなく最高のコンディションでした。
27名中、フルマラソンは17名、ハーフマラソン1名、10km2名、4.2km7名で全員時間内完走で完走メダルをもらいました。
当初、8名は応援の予定でしたが当日エントリー可能と分かり、折角北極圏まで来たのだからと、レースに参加し、初マラソンのため感動もひとしおでした。
記録的にも年代別、1位、2位(65歳-女性)、1位(75歳-男性)、2位(60歳-男性)、2位、3位(70歳-男性)など素晴らしい記録で、地元の新聞にも大々的に写真つきで報道されました。
 
このツアーでは、2段ベッド、4-6人部屋のユースホステルに泊り、日本から食料を持参してキッチンで自炊しながら旅を続ける節約の「翔峰エコツアー」です。
YHの部屋やキッチンではいつも酒盛りや宴会で盛り上がり、まるで修学旅行のようでした。
マラソンの前には、オスロに2泊しノーベル平和センターや国立美術館など観光、マラソンの後もコペンハーゲンで3泊、人魚の像やローゼンボー離宮、また、スエーデンのマルメにも足を伸ばしマルメ城を見学しました。
マラソン中のトロムソには4泊し、標高421mのストールシュタイネン山に登り、北極圏の大自然を満喫、スカンジナビア3国での楽しい12日間を過ごしました。
この旅は、移動はすべて公共の電車で移動し、観光ポイントの案内や説明もお互いが事前に勉強して分担、現地ガイドは河合さん、内田さんが担当、お互い助け合って、手造りで安上がりの楽しい旅を実現しました。

以下その紀行文です。






6月20日(月) くもり時々小雨

朝から小雨が降っている。レオにしばしの別れを告げ、7時42分に迎えのタクシーに乗る。予定より一つ前の7時50分の電車に乗る。タクシー代760円プラス迎え100円で860円。名古屋まで電車賃650円。8時40分過ぎに名古屋に到着、バスは10時出発なので十分に余裕がある。お昼用のビールを買い太閤口のJRハイウエイバス乗り場に向かう。待合室には55分に着く。すでに福井さん、近藤さん、大塚さんが来ていた。しばらくして上田さん、今川さん、内田さん、キラキラバスに乗る梅田さんご夫妻も到着。バス組は全員予定通り乗車。
3時間ほど走ったところで事故渋滞に遭う。しかし、7-8分で元に戻り正常運転、雨は依然として降っている。東京駅には11分遅れで到着した。そこから1260円、成田第二ビル駅までの乗車券を買い、予定通り17:09のエアポート成田に乗る。成田第二ビルには18:45に着く。26番乗車場から乗るホテルスカイコート成田のシャトルバスは殆ど我々のグループばかりであった。先着していた高橋さんたちはホテルで夕食取れず、成田市内まで食べに出るので、打合せは9時から行う。私は2食分の弁当を持ってきていたので、部屋で夕食を食べる。
全員揃ったので9時から打合せ、明日からの無事・安全なたびを祈願して10時半過ぎには寝る。










 

6月21日(火) 晴れ

朝7時に起床、自宅から持ってきた朝食を食べ、予定通り8:30のシャトルバスで成田空港第一ターミナルに向かう。ホテルには朝食
もあり何人かの人たちはホテルの朝食を食べた。成田でのチェックインは機械による自動チェックインではなく、対面によるものであった。
長屋さんのトランクがクロネコ大和の扱いが悪かったのか変形し、キーが開かなくなって少し時間がかかった。また、24.5kgと重量オー
バーのため、同チェックインの澤田さんと合算、閉じるときはキーを使わずテープで止めたという。11:00予定通り搭乗し11:40に出発
する。フライト時間は10時間50分、コペンハーゲンには16:05着、すぐSK462,17:10に乗り換え、オスロ到着は18:20の予定だ。

乗って安定飛行に入ってすぐ、ランチが出た。ビーフ、米飯、サラダなどお腹のすいた身にはおいしい。中間でサンドイッチ、降機する1時間
前には軽食が出た。スカンジナビア航空のサービスは上々である。定刻より15分ほど早く15:48にコペンハーゲンに到着、オスロ行きにス
ムースに接続となる。オスロ乗り継ぎ便への安全検査中、何人かの人たちがボトルの水が検査に引っかかり没収となる。いよいよデンマークからノルウエイに入国だ。オスロへの到着も予定通り、荷物をピックアップしオスロに入る。ここからオスロ中央駅には安い国鉄で行くことにする。シニアディスカウントと団体割引でかなり安くなる。オスロ中央駅にも問題なく着く。駅のキオスクで水(30K)toビール(36K)を買う。
駅からYHに向かうことになったが、河合さんと内田さんが地図を見て的確に方向を指示してくれる。YHまでの誘導を頼りになるお二人にお願いした。Yhについてチェックイン。あらかじめ部屋割表をメールで送っていたのでスムーズにチェックインできた。別途シーツ代を支払う。
8人部屋X3と4人部屋で27人だ。部屋にコンロはあるがなべはデポジット(保証金)100Kでレンタルだ。夕食は機内で確保していたパンとカンズメ、ビールだ。夜は9時半過ぎに寝る。




























ノルウェーの国旗は赤い下地に白で縁取りされた青いスカンジナビアクロスが描かれている。赤地に白十字はかつて長い間
デンマークに支配されたことからデンマーク国旗の「ダンネブロー」を使用していた。
1818年にスウェーデン王国との同君連合が開始され、スウェーデンを示す青十字がダンネブローに組み込まれたのが現在の
国旗の始まりといわれる。赤・青・白の三色はフランスのトリコロールや星条旗の自由を象徴する色の影響を受けている。青い
十字はノルウェーの海を表すといわれる。








6月22日(水) 晴れ

ノルウエーの東はスウェーデン、フィンランド、ロシアと国境を接し、西は大西洋に面している。人口の大半は、首都オスロがある南部に集中。西部には、氷河により作られたダイナミックなフィヨルド(峡湾)の景観や、ヨーロッパ最北の岬・ノールカップで見るミッドナイトサン(真夜中の太陽)を目当てに、毎年多くの観光客が訪れる。また、国土の北半分は北極圏に位置し、冬にはオーロラ鑑賞も可能だ。
朝5時過ぎに起床、河合さん、内田さんとジョギング。今日観光で巡るコースを説明し、お二人に今日の現地観光ガイドをお願いする。ジョギングはその観光コースの下見も兼ねているので力が入る。朝8時にYHを出発、まず、大聖堂の周囲を回り、カールヨハン通りを通って市庁舎に行く。中へ入りゴッホの絵を見る。そこからノーベル平和記念館に行きノーベル平和賞の金メダルのチョコレートを買う。その後、アーケシュフース城へ行きお城見学。その後、マクドナルドで昼食を食べる。ビールは売ってなかったが、外で買ってきた。昼食後は王宮に向かう。衛兵の交代指揮が3:30より行われ、見学した。そこから公園の中をグルーッと回り国立美術館へ行き、ムンクの「叫び」を鑑賞した。エドワルド・ムンク(Edvard Munch)の主要な作品が展示された『ムンクの部屋(Munchrom)』は必見だと思った。最後に大聖堂の中に入り、これからの旅の安全をお祈りした。
YHに戻りロッカーを開けようとすると鍵をどこにしまったか思い出せない。とうとう受付からペンチを借りてきて、受付了解の下、大塚さんの助けを借りローッカーの鍵を壊した。
夕食は「Cafe Sara」で前夜祭パーティーだ。魚15人、ビーフ6人、チキン6人で生ビールは58K,スプライト38K,ビールは2杯まで会計で払う、それ以上は個人負担だ。河合さん中心の会計の人たちが会計を取り仕切ってくれるので、私は大変楽だ。感謝に耐えない。
食事(メインディッシュ)の料も多く、これならランナーでも満足だろう。レストランのコーナーにグループでまとまり、楽しいひと時を過ごす。明日からの本格的な旅を前に皆さんに一言スピーチをお願いする。夫々思いの一端を披露してくれた。少し早めに9時前に引き上げ、明日の荷物の準備を終えてから早めに眠りについた。







































































































































































































6月23日(木) 晴れ

朝、5時前に起床。特に何も食べず6時前にYHを出発、駅までスーツケースを引いてゆっくりと移動した。駅前で記念撮影。オスロ空港までは高いが安全な、エクスプレスで行くことにする。シニア割引で85Kだ。国鉄は55Kなので450円ほどの差だ。空港でのチェックインは機械による自動式だ。みな慣れていないのでとても手間取る。しかし、旅慣れた上田さんがすぐにやり方をマスターし、他の人たちに教えてくれている。
お互い助け合ってスムーズに行くよう協力し合う、これがチームワークというものだ。オスロ空港を9:55に出発し11時過ぎに予定通りトロムソに着く。機内ではコーヒーが無料で出た。トロムソ空港からホテルABCまではタクシーに乗る。タクシーは125Kで、4人乗ればバスの50Kより安くなる。土曜日に走る大会用に道路には青線が引いてある。少し早く着きすぎたので、午後2時の部屋入室までロビーで待つ。夕食は各自自炊で前々夜祭をホテルで盛大に行う。私はカレーと缶詰、ビール。泡盛は皆さんに提供した。夜は少し早めに寝る。明日はケーブルカーで雪のストールシュタイネン山(420m)に登り、ゼッケンをピックアップする。



















6月24日(金) 晴れ

朝、6時前に起床。河合、内田さんたちで市内観光の下見かねジョギング。観光案内所などをチェックする。予定通りホテルを8時に出発し、少し回り道して観光案内所へ行く。多くの人が北極到達証明書(50K)を買う。そこでお土産、絵葉書など買った後、26番バスに乗ってケーブル駅へ向かう。シニア割引で14Kだった。ケーブルカーもシニア割引で95K,北欧ではシニアは大変優遇さtりぇいる印象だ。ケーブルカーを降りた後、早速ストールシュタイネン山(420m)へ向かう。途中雪渓もあるが踏み跡があり安全なコースだ。頂上らしきところに着き、早速全員で記念撮影、昼食などで1時間過ごす。多くの物足りない人たちは更に上に向かって登る。天気が良くて最高だ。皆、大満足。ケーブルカーで下に下り、26番バスで再び市内に戻り2時過ぎからゼッケンピックアップを行った。エクスポでは、Tシャツを買う。エントリーしていなかった応援の人たちも当日エントリー可能と分かり、急遽4.2km、10kmなどにエントリーする。3時過ぎにホテルに戻った後、6時ごろまで自由に過ごす。




































































































































































予定通り6時にレストランAunegardenに行き、前夜祭を開く。まず、魚と野菜のコーンスープが出てきた。パンとバターもついている。みんなはビールを注文、スプライトが4人でワインの人もいる。ところがなかなかメインディッシュが出てこない。とうとう痺れを切らして「メインディッシュはまだですか?」と聞いたところ、このスープで注文は全部終わりですという。冗談じゃない、145クローネ(2200円)も払ってスープ一杯とはどういうことか。私は猛烈にオーナーに抗議した。私は去年、ここトロムソに来て素晴らしい経験をし、楽しいひと時を過ごしたので、今年は、更に26人もの多くの日本人を連れて再びトロムソに来たのだ。それなのに2200円も払ってスープ一杯とはどういうことなのか。その答えは「ノルエーは物価が高いのです」という一言だった。そんな答えには到底納得できるものではなく、じっくりと、落ち着いて、とことんオーナーと話し合った。このレストランは宿泊しているホテルに紹介されたお店で、あらかじめ料理の内容や値段など打ち合わせていたのだが、結果的にお互いの認識にずれが生じてしまったのだ。しかし、ノルエーの物価は高いといってもほどがある。このことは日本とノルエーの間の物価に対する根本的な認識の違いから生じているのだろう。誤解、習慣、風土の違いから生じたことでもあった。お互い丁寧に、冷静にお互いの立場を主張し合い、お願いし、オーナーもやっと理解してくれ、特別の計らいとして、あと5クローネ、75円プラスしてくれれば、スモークドサーモン、サラダ、パン、バターのメインディッシュを出してくれるという。会計の河合さん、内田さんも心配そうに話し合いに加わってくれていたので、内容を説明してお二人の了解をもらい、オーナーの提案で手を打った。しかし、メインディッシュが出るまでの時間があまりにも長かったので、あるテーブルでは6人で17杯(1杯1000円)の生ビールを飲んだという。1人で8杯飲んだ人もいた。出てきたスモークドサーモンなどのメインディッシュは、そういうトラブルはあってもオーナーが我々のために配慮してくれたせいか、とてもおいしいスモークドサーモンとサラダのメインディッシュであった。結局1人当り平均、料理は2300円、生ビール3200円、合計5500円の支払いとなった。今回、2200円も出せば十分なメインディッシュを食べさせてくれるだろうという甘い先入観があり、スープ一皿が2200円もするという北欧の物価の高さが改めて広い世界を知る良い勉強になった。今日学んだことは、今後、きっと生きてくると思う。それにしても、私のミスで同行の皆さんには大きなご迷惑をかけてしまい、申し訳ないと心から謝りたいと思う。
あさって、6/26(日)にもこのレストランを完走パーティーのため予約しているの、改めて、メインディッシュであることの再確認をし、気持ちよくレストランを後にした。




一皿145クローネ(2200円)のスープ





















6月25日(土) 晴れ

いよいよマラソンの当日となった。朝9時過ぎにホテルを出発し、City Hall に向かう。朝行われるBreakfast Run に参加するためだ。
このイベントにはランナーだけでなく応援の人でも誰でも無料で参加できる。少し早く着いたので、Expo会場で昨日買いたいと思っていたグリーンの長袖のジャケットコートを1170K(18000円)で買う。その後、Breakfast RunのNumber Card をもらう。玉木さんや関さんは日本から持ってきた浮世絵のタオルなどのお土産を外国人のランナーに渡し国際交流を広げている。とてもよいことだ。Breakfast Runは10:15にスタートし1km走った後、レストラン Skarven にて無料の朝食を食べた。それからホテルに戻り、レーススタートの5時頃まで各自のんびりと自由に過ごした。女性陣はみんなのために夕食やレース中に食べるお握りを作ってくれることになった。

レース参加のためホテルを5時過ぎにスタート、すでに子どもたちがスタートしていた。顔にペイントした子どもたちが沢山、喜びを発散させながら走っている。その後、スタート地点で梅田さん100回、夫婦100回の記念撮影し、スタート時の集団記念撮影もしてから、19:30のアーリースタートの時間まで各自のんびりと過ごす。本日の天候は晴れ、時々曇りで白夜の太陽も見ることのできる最高の天気に恵まれた。去年は激しい雨で寒くて前半飛ばしすぎて、ハーフで足が攣りそうになったので今年は前半は飛ばさずに抑えて走った。三品さんが3時間前半のペースで飛ばしてくるのに出会い、その後松田さん、河本さん、福井さん等ノーマルスタート組に次々と出会った。
日本人のランナーも何人かに会う。東京の藤田さんという方は走っている途中、景色のよいところで立ち止まり水彩画を描いていた。スケッチだけでなく色づけもその場で完成、それからまた凄いスピードで駆け抜けて行った。縫いぐるみの仮装を着て走っている日本人の若いカップルもいる。1時間のスタート差を30km付近で追い抜かされ、頑張ってと日本語のエールをもらう。
ハーフまでは順調であったがそれからはスピードが落ち、33kmからは歩きも入り結局去年より3分ほど早い6:12:40でゴールすることができた。真夜中の2時でもまだ明るく、梅田さんご夫妻の見事な100回目の完走を出迎え、ゴールにいた人たちと一緒に喜びの完走記念撮影を行った。そして、ホテルに戻りシャワーを浴びてビールで乾杯した後、ぐっすりと休んだ。




















































































































































第23回北極圏・トロムソ ミッドナイトサンマラソン結果


Event Distance Rank in Class Rank Overall Startno Class Last Name First Name Sex Country Gross Time Net Time
1 MSM 2011 4.2km 123 226 6453 K18?r --> Chiekeo Ueda K Japan 00:32:22.66 00:32:18.42
2 MSM 2011 4.2km 148 261 6454 K18?r --> Noriko terajimo K Japan 00:36:16.00 00:36:10.95
3 MSM 2011 4.2km 86 197 6456 M18?r --> Kiyoko Tsuji M Japan 00:32:37.31 00:32:30.50
4 MSM 2011 4.2km 92 208 6002 M18?r --> Kondo Tsutomu M Japan 00:36:10.57 00:36:02.00
5 MSM 2011 4.2km 96 216 6455 M18?r --> Noboru Nagaya M Japan 00:39:27.41 00:39:16.51
6 MSM 2011 4.2km 113 238 6457 M18?r --> Mitsuhiko Sawada M Japan 00:52:26.65 00:52:15.12
7 MSM 2011 フルマラソン 1 106 34 K65-69yr Matsuda Chieko K Japan 04:39:42.12 04:39:28.52
8 MSM 2011 フルマラソン 2 112 47 K65-69yr Kawamoto Kotoe K Japan 04:43:11.46 04:42:58.45
9 MSM 2011 フルマラソン 15 152 51 K55-59yr Tsukahara Chizuko K Japan 06:01:10.16 06:01:08.56
10 MSM 2011 フルマラソン 5 154 50 K65-69yr Seki Hideko K Japan 06:18:53.56 06:18:52.11
11 MSM 2011 フルマラソン 6 155 52 K65-69yr Umeda Nobuko K Japan 06:23:14.90 06:23:13.25
12 MSM 2011 フルマラソン 2 103 290 M60-64yr Mishina Kazuharu M Japan 03:32:32.49 03:32:29.55
13 MSM 2011 フルマラソン 7 353 257 M65-69yr Uchida Keizo M Japan 04:25:32.35 04:25:30.00
14 MSM 2011 フルマラソン 15 403 286 M60-64yr Kawai Kuniyoshi M Japan 04:37:29.78 04:37:16.46
15 MSM 2011 フルマラソン 2 443 296 M70-74yr Tsuji Mitsutoshi M Japan 04:56:41.53 04:56:28.36
16 MSM 2011 フルマラソン 3 459 305 M70-74yr Fukui Toshiaki M Japan 05:02:15.40 05:02:00.44
17 MSM 2011 フルマラソン 11 469 291 M65-69yr Nomura Hiroyuki M Japan 05:07:36.89 05:07:33.62
18 MSM 2011 フルマラソン 14 485 309 M65-69yr Takahashi Mutsumi M Japan 05:17:45.08 05:17:42.82
19 MSM 2011 フルマラソン 4 492 308 M70-74yr Senda Keizo M Japan 05:22:54.20 05:22:50.64
20 MSM 2011 フルマラソン 18 505 306 M65-69yr Kokubu Yasushi M Japan 06:02:06.86 06:02:04.53
21 MSM 2011 フルマラソン 5 506 310 M70-74yr Takeda Kazutora M Japan 06:02:08.45 06:02:06.02
22 MSM 2011 フルマラソン 6 507 307 M70-74yr Muto Akira M Japan 06:12:42.52 06:12:40.38
23 MSM 2011 フルマラソン 1 510 311 M75yr ---> Umeda Shusei M Japan 06:23:14.87 06:23:13.11
24 MSM 2011 10km 29 505 3866 M60-64yr Sayoko Kuzuya M Japan 1:13:46 1:13:20
25 MSM 2011 10km 12 505 3008 K60-64yr Nomura Misato K Japan 1:21:08 1:20:44
26 MSM 2011 ハーフマラソン 12 401 1059 M65-69yr Tamaki Mitsumi M Japan 2:39:54 2:39:47





6月26日(日) 晴れ



朝8時過ぎにゆっくり起床、ラーメンを食べ、河合さん、内田さん、国府さんと明日2班に分かれてコペンハーゲンまで移動しなければならないので、その詳細を打合せする。ノルエークローネの会計も今日締める。夕方は一昨日、前夜祭を行ったレストランAunegardenで盛大に完走パーティーを行った。今日は150クローネのメインディッシュと69クローネの生ビール、メインディッシュは美味しくて量も多く食べきれない人もいた。梅田展子さんの100回完走、ご夫婦の100回完走を皆さんで心からお祝いする。1人づつお祝いのメッセージをもらったが、思わずもらい泣きするようなメッセージを語ってくれた人もいた。アスリートの団結力は何と素晴らしいことなのか・・・・・・。はるか世界の果て、北極圏のこの地に来てお互いの友情を確認しあった。
ホテルに戻ってから更に、お互い日本から持ってきた缶詰や食べ物、飲み物で2次会で盛り上がった。
いよいよ明日はコペンハーゲンへ移動する日、今日まで全員無事で何よりであった。明日は早いので8時半過ぎに眠りにつく。





























































6月27日(月) 曇り

朝は6時過ぎに目が覚めた。タクシーを朝一番に4台呼んでもらう。まず7:30にA班、15人の出発だ。国府さん、河合さん、内田さんなどがいるので安心してお任せできる。B班、12人は11:30分の出発、時間があったので町に出て新聞を見る。すると我々のことが大きく写真入りで報道されていた。昨日インタビュー受けたことも出ている。二つの新聞に出ていたので記念に何部か買う。タクシーは3台来た。トロムソ空港までトンネルを通って10分、昨日走ったマラソンコースも通る。169NOKであった。トロムソ空港では余ったノルウエークローネを使い果たす。
今日まで一日も雨は降らなかった。本当に恵まれている。多分これからも天気はよいだろう。心がけの良い皆さんに感謝する。
予定通り14:00のオスロ行きに乗る。搭乗券は例によって自動機による自動発券、もうみなさんは大分慣れてスムースに自動発券している。
空港では、マラソンコース上で会った東京の藤田さんに実際にマラソンの途中で描いた水彩画を何枚か見せてもらう。美しく、素晴らしい水彩画だ。走りながら描き、完走するこだわりのランナーだ。名詞ももらったので写真を送ろう。オスロに着いて滑走路をバスで移動、エレベーターに乗りターミナルに着く。そのドメスティックターミナルからインターナショナルに移動し、オスロ行きは42ゲートであることを確認する。オスロ行きの出発まで1時間あり、待合室でコペンハーゲンの婦人に声を掛けられ、少し世間話をして、浮世絵の手ぬぐいをプレゼントしたが大変喜ばれた。みなはターミナルの中を見学している。予定通りコペンハーゲン行きに搭乗、途中の飲み物サービスは有料で何も出なかった。コペンハーゲンで荷物をピックアップした後、5Aバスに乗ってコペンハーゲンユースホステルに向かう。バス賃は36クローネだった。ここではシニアディスカウントはなかった。YHへ着いてから色々説明を受ける。リネン60クローネ別途支払う。キッチンは団体使用禁止とのこと、また、エレベーターに乗るときカードを通さないと動かない。コペンハーゲンYHでは朝食、夕食はYHの食事を頼んでいる。今日は時間も遅かったので夫々自炊をする。パソコンは1時間30クローネでID,パスワードを買い、YHのパソコンを使うことができる。このYHは2段ベッド、4人部屋で河合、国府、内田さんが同室であった。








デンマークはユトランド半島と400以上の島々からなる小さな国だが、見どころは多彩だ。首都コペンハーゲンはもちろん、近郊の森林地帯に点在する歴代王室の古城、アンデルセンの生まれ故郷オーデンセの可愛らしい町並みなど、おとぎの国そのものだ。デンマークの国旗は世界最古の国旗といわれる。13世紀の始め、ローマ教皇が十字軍に授けた旗を基につくられたもので、「ダンネブロク」(デンマークの力・赤い布の意味)と呼ばれている。北欧各国の国旗に多く採用されている“スカンジナビアクロス”と呼ばれるデザインの先駆けとなった。











6月28日(火) 晴れ



今日はコペンハーゲン市内観光の日、今日の現地ガイドも河合さん、内田さんにお願いする。お二人は朝5時過ぎに起きてジョギングを兼ねて観光ポイントを下見をしてくれていた。朝7:40〜8:00に朝食を食べ、8:45にYHを出発。YH→コペンハーゲン駅→チボリ公園→市庁舎→国立博物館→クロンボー城を見学し、ストロイエ通りを通ってニューハウンで写真撮影。その後正午からの衛兵交代を見学するため女王陛下の住まいであるアメリンボー宮殿に行った。幸い衛兵交代に間に合い見学、再びニューハウンに戻り昼食を食べようとしたが、27名一度に一緒に座れるレストランはなく、やむなく各自ばらばらに昼食を食べ、再び集合、人魚像に向かった。『人魚姫』はデンマークを代表する作家アンデルセンの代表作だ。下半身は魚のはずの人魚だが、この像は足首近くまでが人間のまま。モデルの足があまりに美しく、うろこで覆うのがしのびなかったためといわれている。大勢の見物客を縫って1人づつ、コペンハーゲンのシンボルと記念撮影! 集合写真も撮影した。
そこからさらにローゼンボー離宮に徒歩で向かった。地下のデンマーク王室の宝物殿は見ごたえがあった。楽しい市内観光をしているうちにどんどん時間は経過、YHの夕食時間である6:30が近づいてきたので急いでYHに戻り夕食を食べた。夕食はビュフェ方式で食べ放題、肉や魚や野菜も多く美味しい。ビールは30DKKで生ビールがありたらふくに飲んだ。

























































































































































































































6月23日(水) 晴れ



スウェーデンはスカンジナビア半島の東半分を占める森林や湖などの自然に恵まれた立憲君主国。
14世紀末からのデンマークによる支配を経て、1523年にスウェーデン王国として独立、現在に至る。
国旗は1562年に制定されたもので、青地に黄色の十字というデザインは、12世紀にスウェーデン王
エリクがフィンランドとの戦いの最中に見た「青空に金色の十字架」の故事にちなんだものと伝えられる。













いよいよ北欧ツアー最後の日となった。今日はスエーデン・マルメを観光する。朝7時過ぎに起床、YHの朝食を食べる。
YHから中央駅に向かう。コペンハーゲンとマルメの両都市はオアスン(Oresund)海峡によって隔てられているが、近年両都市を結ぶオアスン海峡橋という道路・鉄道併用橋が開通し、往来が非常に便利になった。この橋は両都市を結ぶだけではなく、コペンハーゲンが他の北欧諸国と陸続きになったことも意味する。それによって、物流とか人の流れとかが活性化されると期待されている。橋の通過時間を計ってみたら、約3分、橋の部分の全長は約8キロとのことだ。予定通りマルメ到着、降りてからインフォメーションセンターに行く。
地図をもらい、運河観光船のことも聞く。時間があるので2時30分の観光船を予約する。ストートリー広場⇒ガステー広場経由のマルメ城への道を行く。ストートリー広場のまわりには、市庁舎や19世紀の建築物であるクレイマーホテルなどがある。Stor Torget広場とAdolfs Torg広場を結ぶSoderg通りは歩行者天国になっていて、おしゃれな店などが並んでいる。Stor Torget広場には人影がまばらだったが、Gustav Adolfs Torg広場に近づくに従って人混みができて賑やかになっていった。このあたりも歴史ある建物に囲まれていて雰囲気はよい。Stor Torget広場とAdolfs Torg広場ではたっぷり写真を撮る。Adolfs Torg広場からMalmohusという公園の中をを通って、マルメ城へ行く。
Malmohus公園も緑が多くきれいな公園だ。短い夏を惜しむかのように多くの美女がヌードで日光浴している姿も美しい。日本では到底見ることのできない素晴らしい風景だ。
マルメ城は現存する中ではスカンジナビア最古の城といわれており、1434年の建立。16〜17世紀が城としての全盛期とか。なるほど外観はお城というより、北海道にあるようなちょっと歴史のあるワイン工場のような感じ。現在は博物館として使用され
ている。入場料40DKKマルメ (Malmo) は、スウェーデン南部、スコーネ県(スコーネ)の最大都市。人口は約27万人でスウェーデンではストックホルム、イェーテボリに次いで3番目に大きい都市。港湾都市として中世より重要な役割を果たし、ハンザ商人などが往来した。1434年
にマルムヒュース城が要塞として築かれた。16世紀に市長ヨルゲン・コックによりデンマーク最初の宗教改革が説かれた。17世紀半ばまではデンマーク領であったが、スウェーデン王カール10世の時代の1658年に征服され、スウェーデン領となった。1914年と1938年に世界大戦における中立を宣言するために、北欧諸国の国王を招いて三国国王会議が行われた。港湾や工場地域が発展しており、コックムス造船所があり、スウェーデン海軍の艦船などが造船されていた。またサーブ社の工場もあった。近年、これらの重工業は縮小され、ハイテク産業への転換を計っている。
マルメ城の見学も終えお腹が空いてきたのでマルメ城のレストランに入る。ハンバーガー49クローネ、ビールを頼む。
14:30から観光船に乗り役50分のボート観光を楽しむ。水路を巡る素晴らしいツアーだった。120クローネだった。マルメ駅のトイレは有料で10NOKだった。コペンハーゲン中央駅では、明日の空港行き切符(17DKK)を買い、余ったスエーデンクローネを換金して1000円をみなに返金した。夕食は盛大にさよならパーティーを開催した。この席上、ハプニングとして参加者の皆さんの気持ちとして、金一封を頂いた。皆さんから楽しかった、素晴らしい旅だったと言ってもらえるだけで嬉しいのに、これ以上の幸せはない。
2次会ではワインも出て楽しいさよならぱーてぃーとなった。

























































































6月30日(木) 晴れ

今日はいよいよ帰る日だ。大きなトラブルもなく無事帰国できるのは無上の喜び。7時過ぎに起床、YHの朝食を食べる。帰りの準備もすべて完了、9時半頃にチェックアウトしよう。チェックアウトを済ませ10時過ぎに徒歩でコペンハーゲン駅に向かう。予定通りコペンハーゲン・カストロップ空港に着く。いつものように自動機でチェックイン、予約番号を入力すれば自動的に荷物のタグやボーディングパス(搭乗券)が出てくる。それらの券を持ってカウンターに行くと荷物のドロップアウトと席が確定する。このあと、セキュリティチェックを受け、出国審査を経てゲートに向かう。15:15の搭乗時間までまだ相当時間があるので各自デューティフリーなどでの買い物など、自由に過ごす。成田着は予定より早く9時過ぎに到着、スーツケースが壊れていたので破損証明書をもらい、エアーポート成田で東京まで行き、新幹線ひかりで岐阜羽島に着き無事帰宅した。愛犬レオが元気に出迎えてくれた。無事に帰国できたことを改めて同行者26名の方々にお礼申し上げます。終り

なお、行動計画表は以下にアップしています。
その1    http://mutotoho.digi2.jp/hokuou1.pdf
その2    http://mutotoho.digi2.jp/hokuou2.pdf







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